入院中の事
先回の続き。
NICUに入って2日目。
とりあえず保育器からは出れた。
鼻のチューブも取れた!
でもまだ痛々しく点滴やら心電図やらがついている。
でも保育器から出れた事で、産まれてから気になっていた長ーい爪を切らせてもらう事になった。
ただし右手のみ。
左は点滴が付いているので、添え木を包帯でグルグルにして固定されていたから。
薄暗いNICUで、小さな爪を切った。
やってしまった……………
親指を深爪してしまい、血が出てしまった!
ただひたすらごめんね!と言っていた(´•ω•`;)
幸いにじむ程度の出血だったので、軽くガーゼを当ててもらい、その日の面会は終わった。
その日から口からミルクを直接飲めるようになったからと、母乳絞って持ってくるように言われた。
クリニックに戻ってから、母乳の話をして、次の日から搾乳頑張ってみようという事になった。
そして翌日、ナースステーションの片隅で助産師に手伝ってもらって、まだあまり出ない母乳をやっとこさ小さいカップに絞り出した。
20ミリが精一杯(´×ω×`)
その貴重な母乳を母乳パックに入れて冷凍して赤ちゃんに届ける事になっていた。
母乳パックのお世話になるのが初めてだったので、詰め方、閉じ方、記録シールの書き方など、一から教えてもらい、最初の1パックが完成!
午後からは、赤ちゃんが欲しがるであろう間隔で、3時間ごとに搾乳しては、冷凍してもらうのにナースステーションに母乳パックを持って行った。
普通なら、赤ちゃんと授乳室に行って、おっぱいあげて、部屋にもどるんだけど、私は一人でナースステーションと部屋の往復。
出産の傷も痛みもほとんどなくて、普通に歩けるから、なんか場違いな不思議な感覚だった。
その日から本来なら食堂で食事なんだけど、食堂だと他のママ達と一緒だから、赤ちゃんの話を聞いたりしてしまうからと、部屋に食事を持ってきてもらえる事になった。
その気遣いに感動した。
皆心配してくれてるから、いつまでも落ち込んでいられないと思った。
赤ちゃんが一番大変で辛いんだから、ママが弱ってちゃいいおっぱいもでない!
と考えて、マッサージしたり、水分とったりして、母乳がでるように頑張った。
そしたら痛いくらいおっぱいが張ってきて、少しずつ搾乳量も増えた!
その日も面会に行った。
冷凍の母乳を持ってね( ^ω^)
初乳は赤ちゃんにとって大事な免疫とかが入ってるから、次の日から飲ませてもらったらもっと元気になると、母乳を専用のクーラーボックスに預け、赤ちゃんに会いに行った。
容態はだいぶ安定していて、酸素濃度がさがったりするとアラームがなるようになっていたんだけど、その回数も格段に減っていた!
そして口についてたチューブも外され、明日から、直接おっぱいを飲ませてみる事になった( ´﹀` )
クリニックに戻り、その事を報告すると、皆で喜んでくれた。
素直に嬉しかったし、気持ちもだんだん軽くなっていった。
次の日から搾乳にも気合いが入った。
面会までに何パック絞れるか、自分で勝手に挑戦していた(笑)
そして面会に行った。
約2年ぶりの授乳。
吸われると少し痛かったが、それよりも直接おっぱいをあげれる喜びが強かった。
NICUの看護婦さんから、哺乳量が40から60飲むようになったと聞いて、さらに搾乳頑張らなきゃと思った。
だって一回の搾乳量より哺乳量の方が多かったから(´•ω•`;)
自分との戦い。
次回に続きます。